あたまのなかで

よろしくお願いします。神経症患者としてではなく、ひとりの人間として。俳句が好きです。Twitter→(https://twitter.com/ryuji_haiku)

俳句関連

俳句を書きはじめて三年になりました

Ⅰ 今年上梓された3冊の句集 こんばんは。 今日で俳句を書き始めてから3年になりました。 下に貼った記事をお読みいただければ分かると思いますが、1年目、2年目の記事はその年に印象的だったことを時系列で書いていました。 ryjkmr1.hatenablog.com ryjkmr1.…

「海原」で嬉しかったこと

こんにちは。 今回は、私が所属している結社「海原」で、今年の9月号から11月号までの3ヶ月に渡って嬉しかったことを、それぞれ書いていきたいと思います。 目次 1 9月号 創刊1周年 2 10月号 「海原集」の巻頭、「海原金子兜太賞」について 3 11月号 「新作1…

追悼・たむらちせい

1 ちせいの俳句との出会い たむらちせいが亡くなった。 www.kochinews.co.jp 高知新聞によると、今月8日に誤嚥性肺炎のために佐川町の病院で亡くなったという。享年91歳。 私は、今年の5月に高知旅行に行ったことを、このブログで5回に渡って書いたが、実は…

朱夏句会に行ってきました!

こんばんは。 4月28日(日)、第1回「朱夏句会」に参加させていただきました。場所は東京の新宿家庭クラブ会館。 朱夏句会とは、なつはづきさんが代表を務められる句会です。なつさんには日頃からとてもお世話になっています。 朱夏句会が開催されるまでの簡…

九堂夜想試論 ~前回の文章の欠点から~

1 自慢話のような前置き 前回、このブログに「九堂夜想句集『アラベスク』を読む」という文章を書いた。 (https://ryjkmr1.hatenablog.com/entry/2019/02/24/231148) 著者の九堂氏自ら私に句集をお送りいただいたこともあり、そのお礼代わりとして感想を書…

九堂夜想句集『アラベスク』を読む

九堂夜想の句集『アラベスク』が、今月六花書林より上梓された。 私と九堂とは、これまでに彼が同人として参加している「LOTUS」の句会に於いて昨年10月と12月の2回会ったに過ぎない。しかし、幸運にも彼自ら句集を謹呈していただいた。非常にありがたく思…

俳句を書きはじめて二年になりました② ~7月から12月まで~

こんばんは。 今回も、前回と同様、俳句を書きはじめてから2年になった今年を月毎に振り返っていきたいと思います。今回は7月から12月まで。 ・7月 12日~14日 大阪旅行 2泊3日で大阪まで旅行に行ってきました。最大の目的は中崎町にある本屋「葉ね文庫さん…

間村俊一さんの装幀展「ボヴァリー夫人の庭」に行ってきました!

こんにちは。 11月7日(水)に間村俊一さんの装幀展「ボヴァリー夫人の庭」に行ってきました。 私が初めて間村俊一さんのお名前を知ったのは『攝津幸彦選集』という本の装幀でした。 「ポセイドン」という題のご自身によるコラージュと、書名のロゴの銀と黒…

ブログの更新ペースが遅くなります

こんにちは。 いつもこのブログを読んでいただきありがとうございます。 先ほど更新した「中山うりさんのライブに行ってきました!②」で、今月に書きたいことはほとんど書き終わりました。 先ほど更新した記事→(https://ryjkmr1.hatenablog.com/entry/2018/…

「LOTUS」の句会に行ってきました!

こんばんは。 昨日は俳句同人誌「LOTUS」の句会に参加させていただきました。案の定長くなるので、目次付きでお読みください。 『LOTUS』第39号(最新号)。特集は「古田嘉彦句集『展翅板』評」と「無時空映作品評」。 目次 1.句会に参加させていただいた理…

石田波郷新人賞について考えたこと

こんばんは。 昨日、我が家に『石田波郷俳句大会 第10回 作品集』が送られてきました。 石田波郷俳句大会というのは、俳句作家・石田波郷(1913〜1969)が胸膜炎のため1948年(35歳)より度々入所し、息を引き取った場所でもある国立東京療養所(現・東京病…

木村リュウジの日々反省:月野ぽぽな「はつなつの上澄みとして母ねむる」(「海原」第2号)・・

「海原(KAIGEN)」第2号(2018・10月号、海原発行所)は、「海程全国大会 in 秩父 Final 」と題し、昨年7月に故・金子兜太の故郷秩父で開催された「海程」の最後の全国大会の様子に多くのページを割いている。 全国大会では現「海原」代表の安西篤が 「先生…

『海原』創刊!

こんばんは。 日付が変わって昨日、9月1日に『海原』(かいげん)が創刊されました。 今回は、そのことについて書いていきます。長くなるので目次付きでどうぞ。 1.『海原』はどんな俳句雑誌か 2.「同人」と「会友」の違い 3.創刊号で嬉しかったこと 1.『海…

聖書の花文字 〜高柳重信の俳句論についての雑感〜

こんばんは。 日付が変わり今日、また昨日と、仕事のことで悩み、メンタルがボロボロだったのですが、TwitterのDMで何人かのフォロワーさんに悩みを聞いてもらい少しですが落ち着くことが出来ました。 また、15日 水曜日から実に1週間も書けていなかった俳句…

八上桐子川柳句集『hibi』を読んで

先月、大阪の「葉ね文庫」さんで知り合った、同じ埼玉県出身の方と、それからもう一度お会いする機会があった。 そのときのブログ記事はこちらから→(https://ryjkmr1.hatenablog.com/entry/2018/07/14/104813) 自分のほうの最寄り駅までわざわざ来てくれた…

大阪旅行記 2日目・3日目 〜中崎町の面白いお店と、葉ね文庫さんでの嬉しい出来事〜

こんにちは。 前回に引き続き、2泊3日の大阪旅行について書いていきます。今回は2日目と3日目です。 ちなみに、1日目についてはこちらのURLからお読みください。 https://ryjkmr1.hatenablog.com/entry/2018/07/13/175409 2日目の朝。ホテル代を節約するため…

大阪旅行記 1日目〜葉ね文庫さんに行ってきました〜

こんにちは。 実は、昨日から2泊3日の予定で大阪に来ています。 昨日の夕方にTwitterで「今晩中にブログを書きます」と言ったんですが、夕方から夜にかけて色々あり、結局は書けないまま寝てしまいました・・・(苦笑) というワケで、これから大阪旅行の1日…

俳句を書くということ・追記 〜折笠美秋と高屋窓秋〜

おはようございます 昨日、ブログに上げた文章、「俳句を書くということ ~田島健一さんのブログから~」について。 https://ryjkmr1.hatenablog.com/entry/2018/06/28/060530 昨日の今日にも関わらず、このブログ内での注目記事の1位になりました。俳句に関…

俳句を書くということ 〜田島健一さんのブログから〜

おはようございます。 今日は久々に俳句の話。というのも、いままで俳句関連の作業をしていたからです。 1つは、今年の1月に私が応募した芝不器男俳句新人賞へのご感想のお手紙をくださった知り合いの俳句作家の方に、そのお礼の手紙を書いていました。 芝不…

大道寺将司さんが亡くなられてから一年

今日、5月24日は大道寺将司さんの亡くなられた日だ。去年の今日、多発性骨髄腫のため68歳で亡くなられた。 とりとめもなくなるだろうが、今日の思いをブログに書いてみたい。 大道寺さんについては、以前書いていたブログ「今夜は眠れるかな」からペーストし…

お酒を呑んで書いた記事

こんばんは。 昨日、今日と2日続けて沢山お酒を呑みました。 なので、今回の記事も沢山お酒を呑んだ状態で書いています。 最初に断っておきますが、もしもお酒を呑んだ変なテンションで書かれたこの文章を不愉快に感じられる方がいらっしゃったら先に謝りま…

齋藤愼爾さんとお逢いしました!

おはようございます 前回までの芝不器男俳句新人賞についての感想と同様、どうしても書き留めておきたいことがあるので、今日はそれを書こうと思います。 4月23日、日頃からお世話になっている歌人・藤原龍一郎さんもご臨席のもと、私が尊敬している俳句作家…

芝不器男俳句新人賞について③ 〜各賞受賞作の感想・後編〜

こんばんは 前回に続き、芝不器男俳句新人賞の各賞受賞作の感想を書いていきます。 前回は 芝不器男俳句新人賞 受付番号58番 生駒大祐 城戸朱理奨励賞 38番 表健太郎 齋藤愼爾奨励賞 1番 菅原慎矢 の3作品の感想を書きました。こちらのURLからお読みいただけ…

芝不器男俳句新人賞について② 〜各賞受賞作の感想・前編〜

こんにちは 仕事が忙しかったり、体調が悪くなったりしてなかなか書けなかったんですが、今日は芝不器男俳句新人賞の各賞受賞作の感想を書きます。 芝不器男俳句新人賞がどんな賞なのか、また、私も応募していたんですが、今回の賞を受けてどのように考えた…

芝不器男俳句新人賞について① 〜私が賞に対して考えたこと〜

こんにちは 昨日、第5回芝不器男俳句新人賞の最終結果が発表されました。 芝不器男俳句新人賞とは、26歳で夭折した俳句作家・芝不器男の名を顕彰した俳句の賞です。応募資格はまず40歳以下であること。また、未発表作品・既発表作品を問わず1人あたり100句を…

「子連れ句会」に行ってきました!ー2018.2.24

「子連れ句会」に行ってきました!ー2018.2.24 ※「炎環」という結社に所属されている、西川火尖さんが主催されている「子連れ句会」に参加させていただいたときの記事です。 「海程」以外での句会も初めてでしたし、周りにお子さんが遊んでいるなかでの句会…

金子主宰のこと、大道寺さんのことー‪2018.2.22‬

金子主宰のこと、大道寺さんのことー‪2018.2.22‬ ※今年2月20日、「海程」の金子兜太主宰が亡くなられました。享年98歳。生前ついにお逢い出来なかった金子主宰への思いを、大道寺将司さんへの思いとも合わせて書きました。書いた、というよりは吐き出した、…

どのようにして藤原月彦から藤原龍一郎になったのかー2018.2.5

どのようにして藤原月彦から藤原龍一郎になったのかー2018.2.5 ※昨年の10月に続き、俳句文学館へ行ってきたときの記事です。このときの目的は、日頃からお世話になっている藤原龍一郎さんが「藤原月彦」の俳号で上梓された句集を読むことです。俳人・藤原月…

俳句を詠みはじめて一年になりましたー2017.12.23

俳句を詠みはじめて一年になりましたー2017.12.23 ※俳句を詠みはじめて一年になった記念の記事です。大道寺将司さんの句集から俳句に出逢い、やがて「海程」の皆さんや歌人・藤原龍一郎さんとの出逢いに繋がっていきました。その過程をまとめたものです。 こ…

大原テルカズへ逢いにー2017.10.30

大原テルカズへ逢いにー2017.10.30 ※大久保にある「俳句文学館」に初めて行ったときの記事です。その最大の目的は、大原テルカズの句集を読むため。「暗黒詩人」とも称される、彼の唯一無二の世界観を感じ取っていただきたいです。 なお、ブログの更新をTwit…