診察記録 2018年7月 〜新しい仕事へのストレス〜
こんにちは
今日は、埼玉医大学病院まで診察に行ってきました。
その前に、最近の仕事について少しまとめて話しておきます。
6月上旬に、病院の先生から1ヶ月ほど療養する必要があると仰られたのにも関わらず、隣町のにあるお菓子の工場のアルバイトの面接を受けてしまいました。そして、10日頃にそこに採用されました。
しかし、そのときの面接は働けないことへの焦燥感から受けてしまったもので、当然働いて大丈夫な精神状態・体調ではありませんでした。
だから、採用の電話をいただいたとき、むしろ不安になりました。
その後、採用を辞退しようと工場に電話しました。
すると、工場からの返事は「もしよろしければ、入社日を変えることも出来ますが、いかがなさいますか?」という意外なものでした。
しかし、私はそうした言葉を受けても不安に感じました。何故なら、「約1ヶ月療養をしてから仕事をしようと考えていた以上、約1ヶ月、つまり7月の上旬だとして、工場側にはそれまで約20日も待ってもらわなくてはなならない。そんなに待ってもらいないだろう」というのが、正直な思いだったからです。
そこで改めて「病院の先生からは、1ヶ月くらい療養したほうが良いと言われています。そうすると、7月上旬くらいの入社になってしまうのですが、それでもよろしいですか?」と言ってみました。
すると、工場側からは「良いですよ」と即答してくれました。正直、あっけないくらいでした。
そうして、約1ヶ月の療養を終えて、その工場に勤め始めようとしたときのことです。
以前私が事務職として勤めていた運輸会社から、「もう一度勤めてくれないか?」と連絡があったのです。
・・・しかし、その会社は、私が以前人間関係で辞めてしまったところだったからです。
事務職の上司の1人に性格のキツい人がいて、その人からパワハラのような扱いを受けてしまいました。既にそのころ神経症の診断を受けていましたが、ハッキリ言ってその人のせいで神経症が悪化しました。
ただ、その人は今年の2月末で辞めていました。「いまは会社にいないから、その人と一緒に仕事する心配は無い」とも連絡がありました。
また、なにより自分がその運輸会社で働いてみようと考えたのは通勤時間の差です。私は神経症の診断を受けていて自動車の免許を持っていないので、通勤手段は自転車になります。
隣町のお菓子工場は、自転車で片道30分かかりました。
対してその運輸会社は片道5分しかかかりませんでした。
これからの猛暑を考えると、片道30分の通勤はキツいな・・・と考え、最終的にその通勤時間の短さを理由に運輸会社に勤めることにしました。いま7月上旬から働きはじめて少しが経ちます。
・・・大分前置きが長くなってしまいましたが、今日はそうした最近の仕事について診察で話しました。
主に話したのが、ストレスの増加。働くということでストレスがかかることは仕方ないと考えていましたが、それでも想像以上でした。
具体的には、上司や同僚から言われた指図に、悪意が含まれているのじゃないかと考えてしまうこと。
例えば、直接そうしたことを言われたワケじゃなくても、相手から「役立たず」と思われているんじゃないかと考えてしまっています。
次に集中力の低下。例えば、仕事柄、伝票の細かい数字を追ったりすることが多いのですが、それが上手くいきません。いま伝票のどこの見ていたのか、よく分からなくなってしまいます。
療養していたときも、そうした集中力の低下は感じていましたが、仕事に就いてからいよいよそれを感じるようになりました。
繰り返すように、そうしたことからストレスの増加が起こっています。正直、お腹が痛くなってしまうこともあります。
そのようなことを話したら、先生から「いまは症状が特に強いときなんだと思う」と仰られました。また、いままで1種類だった抗不安剤に加え、新しい抗不安剤を頓服薬として処方してもらいました。
具体的に言えば、
いま使っている抗不安剤・「ロラゼパム錠 サワイ」 0.5mg 1日4回を28日分
頓服薬として処方された新しい抗不安剤「レキソタン」5mgを10回分になりました。
新しい抗不安剤のほうが、少し効果の強いものです。
また、睡眠導入剤はいままでと同じ
プロチゾラム錠「ヨシトミ」0.25mg 1日1回を28日分です。
睡眠導入剤に関して言えば、前回の診察で先生から教えていただいた「不眠を抑える5ヶ条」
1.朝起きたら太陽を浴びる。このことで、眠りを良くするホルモン「メラトニン」が分泌される。
2.昼寝は1回15~30分くらいが望ましい。1時間を超えると夜の睡眠に差し支えが出る。
3.また、昼寝は午後3時以前に行ったほうが良い。午後3時を過ぎると夜の睡眠に差し支えが出る。
4.夜に眠るときは1~2時間前までに激しい運動や、満腹になるまでの食事を終わらせておいたほうが良い。
5.夜に眠る直前にテレビを観たり、スマホを開いたりしないほうが良い。「メラトニン」が正しく分泌されなくなる。また、本を読んだり音楽を聴いたりして、リラックスした気持ちで眠りに就くことが大切。
これは、特に3番と5番を意識して行うようにしています。お陰で、最近不眠の悩みは少なくなってきています。
・・・それにしても、療養の都合で入社日を伸ばしてもらった工場を、入社日の直前で変え、新しく入った会社でもストレスの増加で悩んでいるとは・・・。なんだかやりきれない思いです。
次回の診察は8月15日 水曜日です。