あたまのなかで

よろしくお願いします。神経症患者としてではなく、ひとりの人間として。俳句が好きです。Twitter→(https://twitter.com/ryuji_haiku)

前回の診察記録についてのお詫び

 

こんばんは。

 

先日、10月10日(木)にアップした記事「診察記録 2019年10月」についてですが、文中で何度も希死念慮を抱えていることを書いたり、さらには自殺してしまったあるミュージシャンの遺書を転載したりしました。

 

結果として、単なる診察記録の枠を超えた、読者の方にとっても負担を強いるネガティブな文章になってしまいました。

 

記事をアップした後、知り合いの方と実際に会ったとき、何人かから「ブログ読んだけど、大丈夫?」と心配の声をかけられてしまいました。

 

また、気分が特に落ち込んでいるときに書いた文章だったので、ややオーバーな表現になってしまいました。

 

このように、自分の気分の落ち込みをコントロール出来ずにネガティブな文章を書いてしまったこと、また、その文章を読んだ知り合いの方に心配させてしまったこと。

 

この2点について謝りたいと思います。

 

申し訳ありませんでした。

 

その記事は、勝手ながら近日中に削除します。

 

これからは、診察記録ももっと短いものにします。

 

さらに言えば、最近、診察記録に限らず、長い文章を書くことが苦痛になりはじめています。

 

そのため、これからは短い記事が増えるか、ブログの更新頻度がより下がると思います。

 

また、繰り返しになりますが、何より気分の落ち込みのコントロールが出来ないときにブログを書かないようにしたいです。

 

 

診察記録 2019年7月~9月 その他色々

こんばんは。

 

忙しさにかまけて、毎月の診察記録を3ヶ月もほったらかしにしてしまいました。

 

まず、7月から9月までの診察記録を簡単に振り返っていきます。

 

・7月17日(水)

 

身体的な不調は特になし。ただ、精神的な不調として、相手の何気ない一言を深刻に考えてしまう癖が抜けません。どうしても相手の言ったことを過敏に捉えてしまい、仕事中にストレスを多く感じます。これは神経症の診断を受けてからずっと続いていることなんですが、夏に入ってから特にひどくなっているように思います。
そのことに関係して、今回から処方せんのうち、レキソタン錠((抗不安剤の頓服薬)が1回1錠から2錠に増えました。

 

処方せん

抗不安剤 ロラゼパム錠「サワイ」 0.5mg 1日4回
睡眠導入剤 ブロチゾラム錠「サワイ」 0.25mg 1日2回(就寝前)
抗不安剤 レキソタン錠5 5mg 不安時 (1回2錠 10回分)

 

・8月7日(水)

 

神経症とは別に、連日の猛暑で食欲がやや落ち気味。それから、これは神経症の影響か猛暑の影響か分かりませんが(恐らく、どちらの影響でもあると思います)疲れがたまりやすくなっています。以前ブログに書いたように、いまの私の警備員としての勤務は、その日の朝9時に入って、翌朝の9時に上がるという24時間体制(そのうち、休憩3時間、仮眠4時間)なのですが、最近は、上がって帰宅するとすぐにベッドに倒れ込む日々が続いています。そしてそのままお昼くらいまで、或いは夕方くらいまで寝てしまうという日も珍しくありません。なんだか終日頭をボーッとさせたまま一日を過ごしてしまっています。
また、先に書いた「相手の何気ない一言を深刻に考えてしまう癖」ですが、7月から8月の間に改善は見られませんでした。自分でも本を読んだり、音楽を聴いたりして気晴らしをしようとするのですが、上手くいきません。
そのことに関係して、レキソタン錠の服用量が先月と比べて格段に増えました。いままではロラゼパム錠「サワイ」(抗不安剤)を服むだけで殆ど気分の落ち込みから抜けることが出来ていましたが、最近はそれに加えてレキソタン錠も服まないと不安感が治まりません。

 

処方せん

抗不安剤 ロラゼパム錠「サワイ」 0.5mg 1日4回
睡眠導入剤 ブロチゾラム錠「サワイ」 0.25mg 1日2回(就寝前)
抗不安剤 レキソタン錠5 5mg 不安時 (1回2錠 10回分)

 

・9月4日(水)

 

食欲は相変わらず落ち気味です。以前、友人から精神疾患の薬は、その用法用量が正しくても効く時期と効かない時期がある」といった話を聞いたことがありましたが、どうやらいまの自分は後者の時期にいるようです。レキソタン錠の服用量も増えたままです。

それから、正直言って、ずっと影を潜めていた希死念慮が最近また頭をもたげています。警備員の仕事で感じているストレスに限らず、自分の神経症を発症してからの人生はストレスや、悩み、苦しみといったネガティブな感情の連続でした。もしこうしたネガティブな感情が続くのなら、生きている意味などあるのかとどうしても考えてしまいます。
先に「本を読んだり、音楽を聴いたりして気晴らしをしようとする」と書きましたが、その気晴らしの時間が終われば、またそうしたネガティブな感情が起こるのです。そう考えると、その気晴らしの時間が非常に刹那的なものであり、さらに言えば虚無的なものに感じます。

 

以上が私の最近の診察記録です。診察記録と言った割には、内面を吐露するばかりでしたが・・・。(特に最後のほう)

 

結論を言えば、最近の私はかなり心身ともに体調が悪いです。

 

また、これは改めてブログに書く予定ですが、いま私が考えている今後の計画は次のようなものです。

 

1・警備員の仕事は、10月末か11月末で辞めます。ストレスの多さ、24時間勤務のつらさに心身ともに追いつかなくなっています。

 

2・教習所に通って、自動車免許を取得します。すでに、埼玉医科大学病院の先生からは「取得しても大丈夫」と仰られました。

また、先日免許センターを訪れ、免許を取得する適性があるか病院に記入してもらう診断書を受け取りました。次回の診察のときに渡す予定です。

 

3・先に書いた友人が紹介してくれた精神疾患精神障害を持っている人向けの就労移行支援施設に入り、再就職のための準備や資格取得のための勉強を始めます。8月のはじめに見学に行きましたが、明るい感じの施設で、スタッフさんもとても親切な方でした。

 

こうしたことを一つずつ達成していきたいと思っています。また、どこかのタイミングで障害者手帳を取得したいとも考えています。

 

・・・「心身ともに体調が悪い」と言っておきながら、こんな風にこれからの予定をブログに書き留めている私は、多分に焦っているのでしょう。また、この予定通りにことが進むのかという不安も勿論あります。

 

でも、こんな風に予定を書き留めておかないと、先に書いた希死念慮に足元を掬われる気がします。自分としては、そのことのほうが不安だし、怖いです。

 

なんだかまとまっていない文章でごめんなさい。(いつものことかも知れませんが)

 

いまはとにかく、生きていたいです。

 

最後に現在の薬の状況です。

 

抗不安剤 ロラゼパム錠「サワイ」 0.5mg 1日4回
睡眠導入剤 ブロチゾラム錠「サワイ」 0.25mg 1日2回(就寝前)
抗不安剤 レキソタン錠5 5mg 不安時 (1回2錠 10回分)

 

次回の診察は10月2日(水)の予定です。

 

高知旅行記 4日目 ~「village」と牧野植物園に行ってきました!~

 

これまでの記事→

 

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こんばんは。

 

いままで書いてきた高知旅行記も、今回が最後です。

 

今日は「village」と牧野植物園に行ってきたことについて書いていきます。

 

目次

1 「village」に行く
2 牧野植物園に行く

3 また来るぜ、高知!

 

・5月18日(土)

 

1 「village」に行く

 

まず「village」について。そもそも私が「village」を知ったのは、昨夜の「300エン食堂」でこの「village」のために愛媛から来られた方と知り合ったからでした。その方のお話を聞いているうちに、自分も「village」に行きたくなりました。

 

公式サイトによれば「village」は、「モノと食 音が奏でる 土日市」。(あっ、俳句になっている!)県庁前にある鷹匠公園・山内神社鏡川みどりの広場といった場所を使って、高知県外から沢山のお店が出店します。(今年は北海道からの出店もありました)ちなみに、かつおゲストハウスは「village」の実行委員会のメンバーです。



village-kochi.com

 

この日も8時くらいに起床。最後になった朝食の食パンと紅茶をいただき、「village」のオープンする10時に合わせ部屋を片付けて、かつおゲストハウスをチェックアウトします。4日間本当にありがとうございました!

 

高知駅のコインロッカーにキャリーバッグを預け、「village」へ向かいます。

 

「village」へは路面電車で始発の「高知駅前」の停留所から「はりまや橋」まで乗り、そこから「伊野」方面に乗り換えて、途中の「県庁前」で降ります。

 

私が「village」の会場に着いたのは10時を過ぎてまだ間もない頃でしたが、既に会場には人の波が出来ていました。テントで分けられたそれぞれのお店のブースを、人をかき分けながら見るといった感じです。

 

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「village」の看板

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こういうテントが沢山ありました

正直、もう少しゆっくり見たいと思いましたが、それでも手製のアクセサリーにはいくつも目を惹かれました。動物の柄のものとか可愛かったです。

 

それから、高知市にある「チェルベロコーヒー」というお店も出店してして、そこでパウンドケーキとコーラを買いました。コーラは確か自家製(!)で、普通のコーラより炭酸がきつくありませんでした。

 

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牧野植物園に行く用事もあったので長い時間はいられなかったけれど、沢山の手製のもの(アクセサリーに限らず、洋服や食べ物も)に触れられて良かったです。

 

2 牧野植物園に行く

 

「village」を後にして、牧野植物園に向かいます。植物学者・牧野富太郎の名を冠したこの植物園には、旅行に行く前からインターネット等で園内に沢山の植物が生い繁っている写真を見て、「実際に見たらすごいんだろうなぁ」と興味がありました。

 

www.makino.or.jp

 

牧野植物園へは、「MY遊バス」で「JR高知駅」のバス停から乗って「牧野植物園正門前」のバス停で降ります。時間はだいたい30分くらいです。

 

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牧野植物園の正門

 

牧野植物園の入り口は正門と南門の二つがあるのですが、この日は南門近くの温室で「サボテンと多肉植物展」が開催されていたので、バスを降りてすぐの正門から少し歩いて南門を目指しました。

 

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写真の奥にあるのが温室

 

温室のなかはジャングルそのもの。広いドームに溢れんばかりの草花が生い繁っていました。滝も流れていて、「南国ムード」満点です。

 

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温室でとりわけ印象的だったのが、大鬼蓮(おおおにばす)の葉と花です。葉は自分がこれまで見たことのある蓮の葉のなかで最も大きかったです。(小さい子どもが乗っても沈まないそうです)また、花は非常に艶やかで、この世のものではない雰囲気さえ漂わせていました。

 

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大鬼蓮の葉



 

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大鬼蓮の花



また、温室以外にも、園内には様々な花が咲いていました。名前をメモしておかなかったことが残念ですが、どの花も色鮮やかでした。

 

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こんな感じで牧野植物園を後にしました。普段の生活でこれほど多くの植物に接する機会もありませんから、貴重な体験でした。

 

3 また来るぜ、高知!

 

牧野植物園を出たのが16時、行きと同じようにバスに乗って、「JR高知駅」のバス停に着いたのが16時半くらいでした。

 

しかし、帰りの高速バスが出発するのは19時くらい。まだ時間があります。

 

どうしよう・・・。

 

考えた末、高速バスの出発時間までかつおゲストハウスで過ごすことにしました。(さっきチェックアウトしたのに!)

 

ゲストハウスに「いまからまた行っても大丈夫ですか?」と訊くと、「共用スペースにいるなら大丈夫ですよー」と仰っていただきました。ありがたいです。

 

というワケで再びかつおゲストハウスへ。その日に泊まっていた方とお話をしたり、オーナーのまきさんのお子さんと一緒に遊んだりして、なんとも平和な時間を過ごしました。

 

前回の記事で「旅行も3日目になると、かつおゲストハウスでの日々も、なんだか本当に高知県で暮らしているように思えてきました。」と書きましたが、この日も本当にそうで、親戚の子どもと遊ぶようにまきさんのお子さんと遊んでいました。可愛かった~(*´▽`*)

 

そうしているうちに、高速バスの出発時間が迫ってきたので、かつおゲストハウスの皆さんとは本当にお別れです。

今回の高知旅行がとても楽しかった理由の一つに、かつおゲストハウスの安心感がありました。1回チェックアウトしたのに、また押しかけてごめんなさい。でも、本当に楽しいゲストハウスでした!!

 

高知駅のなかにあるお土産屋で、家族と、俳句関係の知り合いの方のためにお土産を買いました。

 

そして、高速バスに乗り込みます。いよいよ高知ともお別れです。約10時間の走行を終えて、朝の7時くらいにバスタ新宿に到着し、電車で埼玉まで帰ってきました。

 

以上が私の3泊4日の高知旅行のすべてです。

 

旅行記の1日目の➀にも書きましたが、結論として高知は最高でした。きれいな自然、美味しい食べ物、魅力的な方々に溢れていました。この記事を書いている間、旅行の最中のことを思い出して、何度もニヤニヤしてしまいました(笑)

 

そして、それらのすべてを自分一人で感じられるという贅沢がありました。

 

それから、いまはまだ上手に言えませんが、今回の高知旅行は自分の人生を考え直すきっかけになったと思います。

 

これは旅行記の1日目の②に書いたことですが、かつおゲストハウスでの様々な出会いから「いま自分はなにをしたいんだろう、将来自分はなにをしたいんだろう」という考えが生まれました。

 

その考えはこうして記事を書いているいまもずっとあります。

 

いつかその考えを言葉で、また行動で表せる日が来ると良いと思っています。

 

大袈裟ではなく、今回の高知旅行は一生忘れられない思い出になりました。

 

また絶対高知には行きます。そのときは、高知市内だけではなく、四万十川に近い地域や、室戸岬に近い地域にも行ってみたいです。

 

というワケで、今回で高知旅行記は終わりです。こんなに長い文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

 

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また来るぜ、高知!

 

 

 

 

 

高知旅行記 3日目 ~沢田マンションに行ってきました!~

 

これまでの記事→

 

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こんばんは。

 

高知旅行記3日目は「沢田マンション」に行ったことについて書いていこうと思います。

 

沢田マンションについては下のページに詳しく書かれていますが、ごく簡単に言えば1971年から1985年にかけて、沢田嘉農(さわだ・かのう 1927~2002)が妻と娘だけの力を借りて建設したマンションです。鉄筋コンクリート造りで、地下1階地上5階建て(一部6階)という個人の建築としては破格の大きさです。

また、「マンション」と名前にあるように、実際に住むことが出来ます。現在の入居戸数は約70世帯で、約100人が住んでいます。 

 

ja.wikipedia.org

 

・5月17日(金)

 

昨日と同じように、朝7時半か8時くらいに起床。朝食を食べるために共用スペースに移動します。

 

するとテーブルには「小夏」がカットされてお皿の上に盛り付けてありました!

 

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小夏

小夏とは宮崎県が原産の柑橘類。現在でも宮崎県と高知県で多く栽培されています。甘さは控えめで、グレープフルーツに近い味がしました。

 

ちなみに小夏は「リンゴのように皮をむいて、一口サイズに切って」食べるそうです。皮をむいているところをちょっと見てみたかったです(笑)

 

昨日の食パンと紅茶に加えて、小夏も美味しくいただき、思いがけずラッキーな朝になりました (*^_^*)

 

さて、はじめに沢田マンションの名前を出しましたが、正直に言えば私は沢田マンションについて「名前さえ知っていたものの、何県にあるのか分からない」という認識でした。だから、この日に沢田マンションに行くという予定は全くありませんでした。

 

しかし、かつおゲストハウスの受付にあった周辺の地図を見たとき、沢田マンションが高知県、それも自分が今いる高知市にあるということを知りました。そのときは驚いたと同時に嬉しかったです。急遽「行ってみよう」ということになりました。

 

かつおゲストハウスから沢田マンションまでは徒歩で10分から15分くらい。マンションの近くには大きなヤマダ電機があるので、それが見えたらもうすぐです。

 

というワケで、沢田マンションに到着 ( ̄▽ ̄) 

 

なんだか立体駐車場みたいな見た目をしていますね。そして大きい。

 

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沢田マンション外観。大きい!

 

いきなり入ってウロウロすると不審者になってしまうので、管理人さんを探します。しかし、管理人室らしき部屋はすぐに見つかったものの、肝心の管理人さんは見当たりません。

 

どうしようか考えているうちにお腹が空いてきてしまったので、見学の前に昼食を食べることにしました(笑)

 

入ったのは沢田マンションの1階にある「WARAYA」さん。

 

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おしゃれな看板。「WARAYA」と書いてあるのが分かるでしょうか?

 

そして、そこでカレーセットを頼みました。ルーにコクがあって美味しかったです。

 

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カレーセット

 

カレーを食べ終え、お会計のときに「WARAYA」さんのご主人に「沢田マンションってどうやって見学したら良いですか?」とお訊きすると「5階に沢田嘉農の娘さんが住んでいらっしゃるから、その方にお会いすれば良いと思う」と教えていただきました。どうやら、娘さんが管理されているそうです。

 

マンションの入り組んだ構造で、多少迷子になりながらもなんとか5階に到着。インターホンを押すと、「はい」と優しい女性の声がして、間もなく沢田嘉農の娘さんがお見えになりました。

 

見学したいことを伝えると、「どうぞ自由に見てください。入居者の方さえ撮らなければ、写真撮影もOKです。」と仰いました。とりあえず、見学の許可をもらえて良かったです。

 

というワケで、いよいよ沢田マンションの内部の写真を見てもらいたい・・・のですが、繰り返すようにマンションは入り組んだ構造をしていて、上に登っていると思ったら下に降りていたというような疑似エッシャー体験が出来る建物です。

 

なので、これからの写真は階数に関係なく、印象的だったものを貼っていきます m(_ _)m




屋外の階段のすぐそばに生えていたアロエ。人類が滅亡しても生き残っていそうな迫力がありました。

 

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屋上近くの池にあった噴水(?)。鯉も泳いでいます。

 

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ニワトリも飼われていました。

 

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ブタまで!

 

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沢田マンションにはこのように床が格子状になっているところがあります。そしてこの下は廃材置き場・・・。床が抜けることは無いだろうと分かっていても、やっぱり怖かったです ( ̄▽ ̄;) 

それから、自分はサンダル履きで行ったのですが、やはりちゃんと靴を履いていったほうが見学しやすいと思います。

 

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沢田マンションのなかには何件かお店もあります。これはそのうちの一つ「Atelier Sarah」さんの看板。

 


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店内の雰囲気。幻想的です。

 

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戸棚に並べられているたくさんの鉱物は購入可能です。なんだか、澁澤龍彦の書斎を連想させます。

 

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お店のインスタグラム。より店内の雰囲気が分かると思います。→

 

www.instagram.com

 

これでだいたい写真は終わりです。なかに入っているお店も含めて、沢田マンションは不思議な雰囲気の場所でした。

でも、管理人さんをはじめ住まわれている方はどなたも良い方ばかりだったので、次に高知に行くときも訪れてみたいです。

 

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かつおゲストハウスに戻ると、沢田マンションを見て回った疲れからか寝てしまいました。

 

そして起きると、前回の記事で書いた「300エン食堂」にちょうどいい時間になっていました ( ̄▽ ̄)

 

この日の「300エン食堂」のメニューは・・・カレー!お昼に引き続きカレーですが、個人的にカレーは大好きなので全然問題ありませんでした。

 

それから、朝にいただいた小夏もテーブルに並べてありました。

 

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スープカレーに近い感じでした



この日もご飯を食べて、お酒を呑みながら、ゲストハウスに宿泊している人たちとお話をします。旅行も3日目になると、かつおゲストハウスでの日々も、なんだか本当に高知県で暮らしているように思えてきました。

 

そして、その「300エン食堂」の席で偶然知り合ったのが愛媛県今治市にあるゲストハウス「シクロの家」で働いている方。

 

cyclonoie.com

 

その方は、5月18日(土)、19日(日)に県庁前の近くで行われる「village」というイベントのために愛媛からやってきたそうです。

 

「village」がどんなイベントなのか、その方からお話を聞いているうちに、自分も「villege」に行きたくなりました。

 

沢田マンションの場合もそうですが、こういう予定になかったことが起きるのは旅の醍醐味の一つだと思います。

 

というワケで、高知旅行の最終日となる次回は「village」と「牧野植物園」に行ってきたことについて書いていきます。

 

 

高知旅行記 2日目 ~ひろめ市場と300エン食堂~

 

こんにちは。

 

って、うぉぉぉ、もう8月も終わるじゃないですか。

 

5月に行った高知旅行の旅行記がまだ書き終わっていないことはさすがにまずいと思うので、頑張って書きます。

 

これまでの記事→

 

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・5月16日(木)

 

1 「ひろめ市場」に行ってきました!

 

昨夜のたこ焼きパーティーでは結構お酒も吞んだのですが、二日酔いにもならず7時半か8時くらいに起床。

 

朝食は、かつおゲストハウスさんが「一人一枚まで」という決まりで用意してくださる食パンにマーガリンをたっぷり塗っていただきます。美味しかった~。ちなみに横に置いてあるのは紅茶です。

 

食パンを食べて紅茶を飲んで・・・。いつもの朝とは全く違う、何だか優雅な朝を過ごせました ( ̄▽ ̄)

 

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食パンと紅茶

 

さて、今日の目標は「ひろめ市場」に行くこと。

 

ひろめ市場とは、約40店もの飲食店、また約20店もの物産店がひしめき合う巨大な屋台村です。

 

路面電車では、始発の「高知駅前」の停留所から「はりまや橋」まで乗り、そこから「伊野」方面に乗り換えて、途中の「大橋通」で降ります。降りてから約2、3分で着きます。

 

「ひろめ市場」の派手な看板と、招き猫のマスコットキャラクターが出迎えてくれるのですぐに分かると思います。

 

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派手な看板

 

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可愛いマスコットキャラクター

先ほど、ひろめ市場には「約40店もの飲食店、また約20店もの物産店がひしめき合う」と書きましたが、営業時間が朝8時から夜23時まで(日曜は朝7時から)と長いという大きな特徴があります。

 

ただし、市場のすべてのお店が一斉に開店するわけではありません。私の感覚だと、午前11半から午後12時までにはほとんどのお店が開いていました。

 

つまりこれはどういうことかと言うと・・・。朝から、遅くても昼からお酒が呑めるということです!!

 

実際、私がひろめ市場に着いたのは11時くらいだったと思いますが、そのときに開いている飲食店はあまりありませんでした。
そこで、一旦市場を出て時間をつぶそうと思いました。

近くの本屋に入り、15分から30分ほど経ったところで市場に戻ると、既にどの店のテーブルにも頬が赤くなった人たちが座っていました。

 

「わずかこれだけの時間に、こんなに市場がいっぱいになるなんて!」と驚きました。

 

確か前回の記事にも書きましたが、高知は私が思っている以上に日本酒が好きな県でした。このひろめ市場は、そんな高知の人の日本酒好き、お酒好きを凝縮させた場所だと思います。

 

そんなひろめ市場で最初に私が入ったのは「食・酒処 みづき」さん。

 

まず頼んだのは「揚げ餃子」。その名の通り、餃子を皮ごと揚げた一品です。大変にジューシーかつボリューミーでした。

 

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揚げ餃子

 

次に頼んだのはウツボの天ぷら」

前回の記事で「きびなごの刺身」を食べたと書きましたが、実はウツボは食べること自体が初めて。テレビでよく観るあの凶悪な顔を思い出しながら口に運んでみると・・・。

以外にも(?)あっさりしていました。白身魚を食べている感じに近かったです。

 

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ウツボの天ぷら

 

 

ここで「みづき」さんから移動。二件目のお店(名前は忘れてしまいました)で頼んだのは「麻婆豆腐」

 

・・・いや、別に高知名物でもないんですが、麻婆豆腐大好きなので、どこで見つけても頼んでしまいます。いつも食べている麻婆豆腐より少しからく感じました。

 

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麻婆豆腐

 

こんな風に美味しいご飯を食べ、ビール、レモンサワー、日本酒「酔鯨」を吞んでいるうちにすっかりお酒(と人の波)に酔っ払ってしまいました。

 

というワケで、本当はもう少しいたかったのですが、このくらいでひろめ市場を後にしました。

 

それにしてももう少しいたかった~。多分、ひろめ市場は私のように一人で行くより、何人かで集まって行ったほうが楽しいと思います。横浜のラーメン博物館のように(行ったことありませんが)

 

ゲストハウスに戻ってからも酔いは醒めず、なんだかふわふわした気分のまま共用スペースのクッションに体を預けだらだらします。オノマトペの多い文章だな)

 

共有スペースで作業をしていたスタッフの一人・ファンファンさん(台湾人、日本語がとても上手)と雑談したり、天井のおしゃれなライトや、ふすま一面に描かれた「スイミー」のような絵(力作)を見たりしながら、時間が過ぎていきました。

 

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おしゃれなライト

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ふすま一面に書かれた絵!

 

そんな感じで共有スペースで過ごしたあとは、自分の部屋に戻って昼寝していました。

 

酔っていたせいもあるでしょうが、共有スペースでの雑談や、昼寝といった「何にもしない時間」が非常に心地よかったです。

 

2 300エン食堂

 

昼寝から覚めると夕方になっていました。「今日の夕食はどこで食べようかな・・・」と考えていると、ゲストハウスの受付に気になる張り紙を発見。

 

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張り紙

 

「300エン食堂」・・・。まず値段が安いし、何よりどんな料理を作ってくれるのか楽しみなので、スタッフの一人・はるかさんに予約(?)をします。

 

少し待って、出てきた料理がこちら。

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これで300円!!

 

炊き込みご飯にお味噌汁、それから少し分かりづらいかも知れませんが、奥にあるおかずは鯔のムニエルとジャーマンポテト風の炒め物です。

 

まず思ったのが「このボリュームで300円!!」ということ。

 

そして、一口食べて思ったのが「この味で300円!!」ということ。

 

めちゃめちゃ美味しかったです!!

 

炊き込みご飯は具材の味がお米にしみているし、お味噌汁も具だくさんでした。鯔のムニエルは骨も少なくどんどん食べられましたし、ジャーマンポテト風の炒め物の味付けはほど良い濃さでした。

 

つまり、めちゃめちゃ美味しかったです!!

 

はるかさんに訊けば、もともとスタッフさんたちだけのために夕食を作っていましたが、「お客さんと一緒に食べたほうが美味しいから」という理由でこの「300エン食堂」を始めたそうです。

 

はるかさんのこのお話を聞いて「ホントに大勢で盛り上がることが好きな人なんだなぁ」と思いました。そして、振り返って自分の普段のひねくれた根性に反省しきりです(苦笑)

 

また、さらに訊けば前回の記事に書いた「たこ焼きパーティー」も「300エン食堂」だったとのこと。飛び入りにも関わらず参加させてくれたことに感謝です!(≧▽≦)

 

というワケで、朝は食パン、昼はひろめ市場、そして夜は「300エン食堂」と、美味しいものを食べまくった一日でした!!

 

次回は「日本のサグラダ・ファミリアとも呼ばれる高知の名物スポット、「沢田マンション」に行った話を書こうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高知県旅行記 1日目② ~かつおゲストハウス到着!~

 

前回の記事→
ryjkmr1.hatenablog.com

 

こんにちは。

 

今回も前回に引き続き、高知旅行について書いていきたいと思います。

 

その前に、少し説明。

 

前回の記事の最後で桂浜について書きましたが、すぐそばにある桂浜水族館には行っていません。

 

なんか、桂浜の波を見ているうちに無の境地になってしまって・・・(笑)

 

それから、桂浜にある大きな龍馬像には行きましたが、逆光がひどくて写真に撮れませんでした。

 

というワケで、桂浜の入り口にあった石碑と、お土産屋にあった小さな龍馬像を代わりに見てもらいたいと思います。すいません。水族館には次に高知に行ったときに行きます。

 

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入り口にあった石碑

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小さな龍馬像

 

それでは、続きを書いていこうと思います。目次をどうぞ。

 

目次

 

1 ゲストハウスに到着!

2 夕飯と、思いがけない出会い

3 たこ焼きパーティー

 

 

1 ゲストハウスに到着!

 

桂浜から同じようにMY遊バスに乗り、高知駅に戻ります。

 

そして、いよいよ今回の宿泊先であるゲストハウスを目指します。

 

ゲストハウスの名前はその名もかつおゲストハウス」。

 

katuo-gh.com

 

路面電車の停留所「高知駅前」がある高知駅南口とは逆方向、北口を出て、10分ほど歩くと見えてきます。

 

ほとんどチェックインの時間の16時ちょうどに着きました。

 

着いてまず目に飛び込んできたのは、そのかわいい外観!!

 

壁やベランダにモザイクタイルが貼られていて、とってもおしゃれです。それから、入り口のドアの横にあったカツオのガラスタイルも素敵でした。

 

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ゲストハウスの外観

 

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入り口

 

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ガラスタイル

 

ゲストハウスに入って、最初に案内してくれたのはオーナーのまきさん。実は、まきさんには桂浜に行くバスを待っているとき(前回の記事参照)、ゲストハウスに着く大体の時間を伝えていました。

 

そして、まきさんはそのことを覚えてくれていて「桂浜は楽しめましたか?」と嬉しい一言をかけてくれました (*´▽`*)

 

私が予約していたのはゆずルーム。さっきの写真の建物は本館なのですが、そのすぐ隣の別館にある部屋です。

 

部屋に入った私が驚いたのは、ハンモックが堂々と(?)広げてあること!

 

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部屋の様子

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ハンモック

まきさん曰く「ゆずルームはかつおゲストハウスのなかで一番有名な部屋なんですよ」とのこと。こんなハンモックがあったらそうだろうなぁ~。

 

ちなみに、ゆずルームは入り口のドアにも彫刻が施されていて素敵でした (^ o ^)

 

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入り口のドア(少し暗いかな?)

 

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ゆずルームの看板

 

この日は高知に着いたばかりで、はりまや橋や桂浜に行ったので少し疲れてしまい、夕方くらいまでゴロゴロしていました。自分の体重を考えるとハンモックに乗ることが出来るか不安だったのですが、意外と(?)大丈夫でした。

 

ハンモックに寝たり、ベットに寝たり、ゲストハウス備え付けの漫画を読んだりして過ごしました。(「おもひでぽろぽろ」の原作が置いてありました。結構面白かったです)

 

2 夕飯と、思いがけない出会い

 

やがて時間は6時。そろそろ夕飯を食べに行こうと思い、まきさんに「この近くでどこかオススメの店ってありますか?」と訊きます。すると「青木」酔鯨亭」という二つのお店を教えてもらいました。悩んだ結果、鯨料理が有名だという「酔鯨亭」に向かうことに。初めての鯨料理に期待しました。

 

酔鯨亭」は路面電車で「はりまや橋」で乗り換えてすぐ、「デンツウターミナルビル前」の近くにあります。どちらの停留所で降りてもすぐに着きます。また、高知駅から歩いても行けます。

 

しかし、見つかったはいいものの入ってみると満席!お店の人に「ごめんなさい・・・」と言われてしまいました。

 

その後も3軒ほどお店をあたってみましたが、やはり満席・・・。高知の人の日本酒好きをナメていました。

 

結局入ったのは、「せい和」さんというお店。このお店も「はりまや橋」を降りてすぐにあります。

 

さっき書いたように鯨料理が食べたかったので、席に着くなり真っ先に鯨の刺身を注文。

 

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思った以上の量に少し圧倒されながら、口に入れてみました。

 

まず感じたのは、とても身が柔らかいこと。そして、とてもジューシーなこと。

 

とっても美味しかったです。めちゃくちゃお酒がすすみます (*^▽^*)

 

そのあとも、この日2回目となるカツオの刺身や、「せい和」名物という親子丼もいただきました。

 

そして、このお店では思いがけない出会いがありました。

 

私がご飯を食べていると、隣の席に50代くらいのサラリーマンの方が座ってきました。後で名前をお伺いしたら、Sさんという方でした。

 

Sさんは全国のあちこちを出張していて、今回の高知への出張で47都道府県を制覇されたそうです(スゴい!)

 

そして、Sさんは席に着くなり、慣れた様子でお店の女将さんに「私、高知初めてなんですよ」と仰っていました。

 

「私、高知初めてなんですよ」・・・!

 

正直に言えば、私がこのお店に入ったとき、行ってみたかった言葉です。「それがきっかけで、お店の人や他のお客さんと話が弾めば良いな、それが一人旅の醍醐味だよな」と考えていました。

 

案の定、Sさんはその言葉をきっかけに女将さんと話が弾んでいます。

 

「どちらから来はったんですか?」

「岩手です」

「お仕事ですか?」

「はい」

 

等々・・・。

 

その様子を見ながら、私は思い切って、女将さんが厨房に戻られたときにSさんに声をかけてみました。

 

「先ほど、初めて高知にいらっしゃったと仰っていましたが、僕もなんです」

「そうなんですか!どちらからいらしたんですか?」

「埼玉です」

「埼玉!私の息子が埼玉の会社で働いているんですよ」

 

そんな風に私たちが話しているときに、女将さんがSさんの頼んだビールを持ってきました。

 

すかさず、女将さんにも「ぼくも今回初めて高知に来たんです」と話しました。女将さんは、初めて高知に来た人が二人並んで座っていることに、少し驚いたようでした。

 

そこから先の時間は本当に楽しかったです。

 

岩手から来たSさんを中心に、東北地方の焼酎と、四国や九州地方の焼酎の味について話したり。Sさんによれば、東北の焼酎は辛いので、それを普段呑んでいる身からすると、四国や九州地方の焼酎はとても甘く感じるそうです。

 

また、Sさんがこれまでに訪れた寺社仏閣の話や、司馬遼太郎竜馬がゆく』の話もしました。

 

また、キビナゴの刺身や、お酒も何杯かおごってもらいました (*≧▽≦*)

 

キビナゴは普段天ぷらで食べているので、その味のイメージが強かったのですが、刺身で食べると脂身が乗っていてとても美味しかったです。

 

そんな感じで、Sさんと1時間か2時間、とても楽しい時間を過ごせました。

 

またいつか会えるか分からないけれど、この場を借りてお礼を言いたいです。

 

Sさん、ごちそうさまでした。そしてありがとうございました!

 

3 たこ焼きパーティー

 

そんな感じでほろ酔い(酩酊?)状態となり、Sさんとは、お店の前で別れました。

 

路面電車の終電が思ったより早く、お店を出たときにはその終電が行ってしまった後だったので、ゲストハウスまで歩いて帰ります。

 

「これで今日はシャワーを浴びて寝るだけだ・・・」そう思いながらゲストハウスに着きました。

 

しかし、そこで私を待ち受けていたのは思いもよらない光景でした。

 

ゲストハウスの共有スペースで、スタッフさんとお客さんを合わせてたこ焼きパーティーが行われていたのです。

 

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「さっきご飯を食べたばかりだし、どうしようかな」と、しばらく(0.5秒)考えたのですが、気付いたら席に座っていました。

 

スタッフさんとお客さんで一緒にたこ焼きを作ります。楽しかった~ (*^▽^*)

 

ぶっちゃけて言えばこのたこ焼きは、たこ意外にも色んな材料を入れる「闇焼き」でした(笑)イカだったり、キムチだったり、チョコレートだったり・・・。

 

それから、この日泊まっていた人ともゆっくり話せました。カナダから来ている人、お遍路をしていて、その途中で高知県に来ている人、旅が好きで、全国の色んな島に行っている人・・・。色んな人がいました。

 

そんな感じでたこ焼きパーティーは盛り上がりました。「少し食べ過ぎかな?」という思いもなきにしもあらずでしたが、「旅行だから良いか!」と深く考えないことにしました(笑)

 

ただ、たこ焼きをひっくり返すのが自分だけ上手く出来なくて、スタッフの一人、はるかさん(オシャレ)に「きむきむホントにヘタ~」と言われてしまったことは深く考えようと思います。

 

ちなみに、「きむきむ」というのはゲストハウスでのあだ名です。到着してすぐにつけられました(笑)

 

また、少しマジメな話になってしまいますが、そうした様々な人からの話を聞きながら、「いま自分はなにをしたいんだろう、将来自分はなにをしたいんだろう」という考えが生まれました。

そのことはいまも考え続けています。出来たらまた詳しくこのブログに書きたいです。

 

夜の10時か11時くらいにたこ焼きパーティーは解散。充実した気持ちで布団に入りました。

 

というワケで、1日目はこれで終了。2回に分けて書いてしまいました。(長い~)

 

次回は2日目にひろめ市場に行ったことから書こうと思います。

 

ではまた。m(_ _)m

 

おまけ・ゲストハウスに置いてある被り物を被る私。

 

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高知県旅行記 1日目① ~はりまや橋から桂浜まで~

 

こんにちは。

 

少し前の話になってしまいますが、5月15日(水)から18日(土)の3泊4日にかけて、高知旅行に行ってきました。

 

今回の旅行は自分にとって初めての高知どころか、初めての四国でした。また、今回はホテル等ではなくゲストハウスに泊まったのですが、それも初めてのことでした。

 

このように、初めてだらけの高知旅行だったので、楽しめるかどうか不安な部分も正直ありました。

 

しかし、結論から言えば、それは全くの思い過ごしでした。

 

高知、最高でした!景色もきれいだったし、ご飯もお酒も美味しかったです。それから、魅力的な方にたくさん出会えました!

 

その3泊4日の記録を、これから書いていきます。

 

目次

 

1 いざ高知!

2 はりまや橋はりまや橋商店街

3 初めての路面電車

4 頭の中で

5 桂浜

 

5月15日(水)

 

1 いざ高知!

 

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5月14日(火)21時15分。バスタ新宿から高速バス「ドリーム高知」1号に乗って高知を目指します。その出発からおよそ11時間、5月15日10時ちょうどに高知駅バスターミナルに到着しました。

 

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高知に着いた第一印象は「空が広い!」でした。「えっ、そんなこと?」ともしかしたら思われるかも知れませんが、駅の周辺にもあまり高い建物が無く、真っ青な空が目にまぶしかったです (*^▽^*) そして、この空の青さは、この後の高知旅行で何度も感じました。

 

また、到着時間についてなんですが、私は少しミスをしてしまいました。

 

さっきも書いたように高速バスが高知駅バスターミナルに着いたのが10時。しかし、ゲストハウスのチェックインの時刻は16時。

 

はじめ私は、「高知に着いたら、駅前に何かお店があるだろうから、そこで時間をつぶそう」とテキトウに考えていました。

 

しかし、実際に着いてみるとあるお店はどれも居酒屋さんばかり。(高知県は日本酒で全国的に有名ですよね)当然、この時間ではどのお店も開いていません。また、商店街がいくつかありましたが、やはりお店は開いていません。

 

「どうしよう・・・。」と少し考えましたが、とりあえずキャリーバッグを駅構内のコインロッカーに預け、駅前を歩いてみることにしました。

 

はりまや橋はりまや橋商店街

 

駅前から少し歩くと、はりまや橋に着きました。言ってみれば、私がこの旅行で最初に訪れた観光スポットです。

 

しかしこのはりまや橋、その名前と同時に「高知の残念観光スポット」と呼ばれていることも知っていました。

 

どんなものか実際に見てみると・・・。

 

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ち、小さい!!!( ゚Д゚)

 

毎年8月に行われるよさこい祭りの「よさこい節のなかでも

 

〽土佐の高知の はりまや橋で 坊さんかんざし 買うを見た よさこい よさこい

 

と謡われているくらいですから、なんとなく立派な橋を想像していたんですが・・・。

 

なんか、街のなかにぽつんと架かっている感じでした・・・( ̄▽ ̄;)

 

それでも「渡ることに意義があるんだ」と自分に言い聞かせ、実際に橋の上を渡りました。

 

ちなみに、そのことを後でゲストハウスのスタッフさんに話したら、一言

 

「えらい」

 

と言ってもらえました。

 

また、はりまや橋のすぐ近くにははりまや橋商店街があります。

 

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この写真だと少し伝わりづらいかも知れませんが、木造のアーケードが特徴的です。どこまでも続くアーケードは、実際に見てみると圧巻です。

 

実はこのアーケード、全て高知県産の木を使って作られています。このような木造のアーケードを持つ商店街は全国的にも珍しいそうです。

 

また、よさこい祭りのときは、競演場のひとつにもなります (*^_^*)

 

ちなみに、駅前を歩いていたときにこんな看板を見つけました。

 

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「酒は男の子守唄」・・・。高知を一人旅する男である自分にとって、肝に銘じようと思った言葉でした。

 

3 初めての路面電車

 

駅前から歩き続けて少し疲れたので、近くにお風呂が入れるところはないか、駅のすぐ近くの観光案内所「とさてらす」に行って訊いてみることにしました。

 

www.attaka.or.jp

 

それまで歩いた道を律義に(?)また歩いて引き返し、「とさてらす」に向かいます。

 

「とさてらす」のスタッフさんが教えてくれたのは「三翠園」という旅館。入浴だけでもOKということで、行ってみることにしました。

 

三翠園に行くのに一番楽な手段は路面電車に乗ることです。始発の「高知駅前」の停留所から「はりまや橋」まで乗り、そこから「伊野」方面に乗り換えて、途中の「県庁前」で降ります。

 

なんだかこう書くと複雑そうに聞こえるかも知れませんが、実際は高知市内の小さな区間での乗り換えなので、迷ったりすることはないと思います。

 

せっかく路面電車の話が出たので、三翠園の話の前に路面電車の話をもう少し続けます。

 

実は、今回の旅行で生まれて初めて路面電車に乗りました!

 

もちろん、前々からどんなものかは知っていましたが、実際にそれが街中を走っているのを見たり、自分で乗ったりするとやはりワクワクしました (*^▽^*)

 

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自分が普段乗っている電車や地下鉄と違って、路面電車は街中をゆっくりと走っている感じがしました。また、3分から5分に1本来るので、例えば停留所で電車を待っているときに少し気になるお店を見つけたら、電車を1本送らせてそのお店に少し寄ってみるなんてことも可能です。

 

そうした路面電車の全体的に「ゆったりとした」感じが、「自分は高知に来ている、旅行に来ている」という思いを引き立たせてくれます。

 

また、高知の旅行で路面電車、もしくは観光バス「MY遊バス」を使うなら、1日乗車券が便利です。

 

1日乗車券はさっき書いた「とさてらす」等、様々な場所で販売しています。値段等は細かく設定されているので、詳しくは下のホームページを見てもらいたいです m(_ _)m

 

www.attaka.or.jp

 

この乗車券を買うと、路面電車とMY遊バスが1日乗り放題になります。なので、少しでも高知の色々な場所に行ってみたいと思っている方は、ぜひ買っておくべきだと思います。

 

ちなみに、今回の旅行で撮った路面電車の写真は上の1枚だけです。なんか撮るの難しくて・・・。しかも、その1枚すら斜めに写っているし・・・。「もっとちゃんと撮れよ!」と自分に言いたいです(苦笑)

 

写真のことはともかく、そんな路面電車にゆったり揺られていると、じきに「県庁前」に到着しました。そして「県庁前」を降りて少し歩いていると三翠園が見えました。

 

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sansuien.co.jp

 

三翠園は広々とした立派な旅館でした。また、受付のエントランスでは冷房が効いていて、入った途端に思わず「涼しい~」と声に出そうになりました(笑)

 

お風呂も気持ち良かったです。平日の昼間とあまり人がいない時間だったのか、大浴場、露天風呂、サウナとほとんど貸切で楽しめました (*^▽^*)

 

ちなみに、さっき書いた1日乗車券ですが、これは単に乗り放題になるだけではなく、協賛している旅館や博物館といった様々な施設で割引の特典があります。この三翠園でも入浴料が900円から700円に割引になりました。

 

さっぱりしたところで三翠園を出ます。このときの時間は、多分10時半か11時くらいだったと思います。相変わらず、ゲストハウスのチェックインまでには時間があります・・・。

 

そこで、私は桂浜に行こうと思い立ちました。今回の旅行で絶対に行こうと思っていた場所なのでテンションが上がります。

 

・頭の中で

 

「県庁前」から桂浜までは、まず路面電車で「はりまや橋」を目指します。そしてやはり「はりまや橋」まで乗り、そこから「桟橋通五丁目」方面に乗り換えて、終点の「桟橋通五丁目」で降ります。

そして、ここからはMY遊バスに乗り換えて、桂浜まで一気に向かいます。

 

しかし、私が実際に「桟橋通五丁目」の停留所を降りたとき、次のバスが来るまで1時間近くありました・・・。ゲストハウスのことと言い、自分の時間管理の下手さを思い知らされます・・・。

 

仕方がないので、やはり停留所の周りをぶらぶらします。

 

途中、高知県立自由民権博物館」という施設がありましたが、頭の出来が良くない私には展示を見てもピンとこないだろうなと思いスルーしました。

 

周りには博物館以外、何もありませんでした。近くには高校と何かの工場が見えるだけです。そして、高知駅バスターミナルを降りたときと同じ青い空が広がっていました。

 

左手側に続く白い壁に沿って、私はどこまでも歩いていきました。

 

そのとき、私は不意にある感覚を覚えました。

 

こんなに「意味が無い」ということを体験したのは、いつ以来だろう―。

 

小さい頃は、近くの道を何の意味も無くどこまでも歩いていけました。その記憶は、楽しいとか懐かしいとかを通り越して、頭の中で一つの風景として覚えています。

 

しかし、歳を重ねるにつれ、勉強やアルバイト、仕事、あるいは人間関係の色々といったことに忙しくなり、いつしかそうした意味の無い時間は無くなってしまいました。

 

もちろん、勉強や仕事は大事です。しかし、それに気を取られ過ぎていたのではないかと思いました。

 

私が歩けば私は進むし、私が歩かなければ私は止まる。

 

こうして文字に書くことも恥ずかしいくらい当たり前のことですが、そのことがたまらなく貴重に感じました。

 

なんだか、さっき書いたような頭の中の風景にもう一度会えたような気がしました。

 

5 桂浜

 

そんなことを考えていると、じきにバスが到着しました。強い陽射しがガラスから差し込むなか、桂浜へと向かいます。

 

大体1時間くらいで桂浜に到着しました。

 

桂浜のバスターミナルの周りはお土産屋や食堂が建ち並び、ローカルな雰囲気がいっぱいでした。また、書くのが遅くなりましたが、桂浜はあの大きな坂本龍馬像があるところです。そのため、どのお土産屋も龍馬グッズがところ狭しと置かれていました。

 

このときの時間は、多分14時くらいだったと思います。さすがにお腹が空いて来たので、その食堂でカツオのたたき定食を食べました。高知での初めてのカツオです。当然ながらメチャメチャ美味しかったです (*^▽^*)

 

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ちなみに、ご飯に混ぜてあるのはあおさの佃煮です。これも美味しかった。

 

昼ご飯を食べ終え、いよいよ桂浜を目指します。

 

桂浜は、そうしたお土産屋や食堂を過ぎると見える石段を登った先に広がっていました。

 

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桂浜は波が荒く、遊泳禁止になっています。そのため、浜に沿って作られた遊歩道越しにその波を眺める人が多かったです。

 

遊歩道は浜から一段高い位置に作られています。なので自分はそこに腰掛けて、サンダルを脱いで素足を潮風に預けました。

 

白い荒波が沖からこちらに迫ってくる様子は、動物が突進してくるようでした。しかし、それほど荒い波も岩にぶつかった途端、跡形もなく崩れていきます。すると沖からまた新しく波が生まれ、同じように岩にぶつかって消えていきます。

 

波は、それを何度も繰り返していました。

 

この波をずっと見ながら色んなことを考えたのですが、どれも上手に言葉に出来ません。或いは、何も考えていなかったのかも知れません。

 

また、この波を見ていたときの気持ちは、さっき書いたバスを待っていたときの気持ちとも違うものでした。

 

ただ一つ言えるのは、この桂浜の波は自分がいままで見てきたなかで一番美しい海だったということです。

 

自分は、何十分も遊歩道に腰掛けて、桂浜を見ていました。

 

とりあえず、今回はここまでにします。(文字数も多くなっちゃったし、笑)次回は、1日目の夕方にゲストハウスに着いてからのことを書こうと思います。