あたまのなかで

よろしくお願いします。神経症患者としてではなく、ひとりの人間として。俳句が好きです。Twitter→(https://twitter.com/ryuji_haiku)

高知旅行記 3日目 ~沢田マンションに行ってきました!~

 

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こんばんは。

 

高知旅行記3日目は「沢田マンション」に行ったことについて書いていこうと思います。

 

沢田マンションについては下のページに詳しく書かれていますが、ごく簡単に言えば1971年から1985年にかけて、沢田嘉農(さわだ・かのう 1927~2002)が妻と娘だけの力を借りて建設したマンションです。鉄筋コンクリート造りで、地下1階地上5階建て(一部6階)という個人の建築としては破格の大きさです。

また、「マンション」と名前にあるように、実際に住むことが出来ます。現在の入居戸数は約70世帯で、約100人が住んでいます。 

 

ja.wikipedia.org

 

・5月17日(金)

 

昨日と同じように、朝7時半か8時くらいに起床。朝食を食べるために共用スペースに移動します。

 

するとテーブルには「小夏」がカットされてお皿の上に盛り付けてありました!

 

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小夏

小夏とは宮崎県が原産の柑橘類。現在でも宮崎県と高知県で多く栽培されています。甘さは控えめで、グレープフルーツに近い味がしました。

 

ちなみに小夏は「リンゴのように皮をむいて、一口サイズに切って」食べるそうです。皮をむいているところをちょっと見てみたかったです(笑)

 

昨日の食パンと紅茶に加えて、小夏も美味しくいただき、思いがけずラッキーな朝になりました (*^_^*)

 

さて、はじめに沢田マンションの名前を出しましたが、正直に言えば私は沢田マンションについて「名前さえ知っていたものの、何県にあるのか分からない」という認識でした。だから、この日に沢田マンションに行くという予定は全くありませんでした。

 

しかし、かつおゲストハウスの受付にあった周辺の地図を見たとき、沢田マンションが高知県、それも自分が今いる高知市にあるということを知りました。そのときは驚いたと同時に嬉しかったです。急遽「行ってみよう」ということになりました。

 

かつおゲストハウスから沢田マンションまでは徒歩で10分から15分くらい。マンションの近くには大きなヤマダ電機があるので、それが見えたらもうすぐです。

 

というワケで、沢田マンションに到着 ( ̄▽ ̄) 

 

なんだか立体駐車場みたいな見た目をしていますね。そして大きい。

 

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沢田マンション外観。大きい!

 

いきなり入ってウロウロすると不審者になってしまうので、管理人さんを探します。しかし、管理人室らしき部屋はすぐに見つかったものの、肝心の管理人さんは見当たりません。

 

どうしようか考えているうちにお腹が空いてきてしまったので、見学の前に昼食を食べることにしました(笑)

 

入ったのは沢田マンションの1階にある「WARAYA」さん。

 

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おしゃれな看板。「WARAYA」と書いてあるのが分かるでしょうか?

 

そして、そこでカレーセットを頼みました。ルーにコクがあって美味しかったです。

 

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カレーセット

 

カレーを食べ終え、お会計のときに「WARAYA」さんのご主人に「沢田マンションってどうやって見学したら良いですか?」とお訊きすると「5階に沢田嘉農の娘さんが住んでいらっしゃるから、その方にお会いすれば良いと思う」と教えていただきました。どうやら、娘さんが管理されているそうです。

 

マンションの入り組んだ構造で、多少迷子になりながらもなんとか5階に到着。インターホンを押すと、「はい」と優しい女性の声がして、間もなく沢田嘉農の娘さんがお見えになりました。

 

見学したいことを伝えると、「どうぞ自由に見てください。入居者の方さえ撮らなければ、写真撮影もOKです。」と仰いました。とりあえず、見学の許可をもらえて良かったです。

 

というワケで、いよいよ沢田マンションの内部の写真を見てもらいたい・・・のですが、繰り返すようにマンションは入り組んだ構造をしていて、上に登っていると思ったら下に降りていたというような疑似エッシャー体験が出来る建物です。

 

なので、これからの写真は階数に関係なく、印象的だったものを貼っていきます m(_ _)m




屋外の階段のすぐそばに生えていたアロエ。人類が滅亡しても生き残っていそうな迫力がありました。

 

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屋上近くの池にあった噴水(?)。鯉も泳いでいます。

 

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ニワトリも飼われていました。

 

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ブタまで!

 

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沢田マンションにはこのように床が格子状になっているところがあります。そしてこの下は廃材置き場・・・。床が抜けることは無いだろうと分かっていても、やっぱり怖かったです ( ̄▽ ̄;) 

それから、自分はサンダル履きで行ったのですが、やはりちゃんと靴を履いていったほうが見学しやすいと思います。

 

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沢田マンションのなかには何件かお店もあります。これはそのうちの一つ「Atelier Sarah」さんの看板。

 


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店内の雰囲気。幻想的です。

 

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戸棚に並べられているたくさんの鉱物は購入可能です。なんだか、澁澤龍彦の書斎を連想させます。

 

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お店のインスタグラム。より店内の雰囲気が分かると思います。→

 

www.instagram.com

 

これでだいたい写真は終わりです。なかに入っているお店も含めて、沢田マンションは不思議な雰囲気の場所でした。

でも、管理人さんをはじめ住まわれている方はどなたも良い方ばかりだったので、次に高知に行くときも訪れてみたいです。

 

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かつおゲストハウスに戻ると、沢田マンションを見て回った疲れからか寝てしまいました。

 

そして起きると、前回の記事で書いた「300エン食堂」にちょうどいい時間になっていました ( ̄▽ ̄)

 

この日の「300エン食堂」のメニューは・・・カレー!お昼に引き続きカレーですが、個人的にカレーは大好きなので全然問題ありませんでした。

 

それから、朝にいただいた小夏もテーブルに並べてありました。

 

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スープカレーに近い感じでした



この日もご飯を食べて、お酒を呑みながら、ゲストハウスに宿泊している人たちとお話をします。旅行も3日目になると、かつおゲストハウスでの日々も、なんだか本当に高知県で暮らしているように思えてきました。

 

そして、その「300エン食堂」の席で偶然知り合ったのが愛媛県今治市にあるゲストハウス「シクロの家」で働いている方。

 

cyclonoie.com

 

その方は、5月18日(土)、19日(日)に県庁前の近くで行われる「village」というイベントのために愛媛からやってきたそうです。

 

「village」がどんなイベントなのか、その方からお話を聞いているうちに、自分も「villege」に行きたくなりました。

 

沢田マンションの場合もそうですが、こういう予定になかったことが起きるのは旅の醍醐味の一つだと思います。

 

というワケで、高知旅行の最終日となる次回は「village」と「牧野植物園」に行ってきたことについて書いていきます。