あたまのなかで

よろしくお願いします。神経症患者としてではなく、ひとりの人間として。俳句が好きです。Twitter→(https://twitter.com/ryuji_haiku)

北海道旅行旅行記 2日目② 〜「地獄谷」をめぐり、「うる星やつら」について話しました〜

 

こんばんは。

 

今回も8月28日(火)から8月30日(木)までの2泊3日の北海道旅行について書いていきます。

 

ちなみに、初日の様子については、以下の記事をお読みください→(https://ryjkmr1.hatenablog.com/entry/2018/09/20/205644

 

また、2日目の途中までの様子については、以下の記事をお読みください→(https://ryjkmr1.hatenablog.com/entry/2018/09/25/212851

 

今回は、2日目の夜に美味しかった夕食バイキングを食べ終えたからのことについて書いていきます。

 

8月29日(水) 夜

 

・とにかく広かった浴場

 

・温泉街と「地獄谷」の遊歩道へ行く

 

・お土産と、ビール、ワインを買う

 

・鬼に始まり鬼に終わった2日目

 

 

・とにかく広かった浴場

 

バイキングのあと、まず向かったのはお風呂でした。たぶん、バイキングを食べ終えて一度部屋に戻ってきてから、すぐに向かったと思います。

旅館に着いたときとは逆で、髙田さんは部屋のなかで待ち、私だけが浴場に行きました。

 

まず嬉しかったのは、第一滝本館の浴場は、ロビーでフェイスタオルとバスタオルとを貸してもらえること。

なので、持っていく荷物と言えばせいぜい財布かスマホくらい。もちろんそうした貴重品を入れるロッカーもあります。そんな感じで、とても身軽にお風呂まで行けることが良かったです。

ちなみに、一度浴場から出たらまたロビーに返却するので、例えば2回目のお風呂に入るときはまた新しいフェイスタオルとバスタオルを貸してもらえます。

 

浴場のドアを開けて、まず印象的だったのが浴場全体の広さ。

例えば関東の旅館にも大きな浴場があるところがありますが、第一滝本館の浴場は正直その倍以上に大きかったです。しかもその広さの浴場が地下にもあり、また浴場の隣にはプールも併設されていると知り驚きました。

私は、旅行の1日目で新千歳空港から札幌駅に向かうまでに電車の窓越しから見た広大な草原を思い出しました。「やはり北海道は広いなぁ」と思いました。

 

湯船に浸かって印象的だったのが、浴場のなかでも取り分け大きな湯船から登別温泉の「地獄谷」が一望出来たことです。

 

こちらのサイト(https://travel.biglobe.ne.jp/onsen/s_area/noboribetsu/01.html)によれば「地獄谷」とは、「約1万年前、笠山という山が噴火してできた爆裂火口の跡」で、「登別温泉で使用する温泉の約4分の3の源泉地」にもなっている場所です。

 

大きな湯船に取り付けられている大きな窓からは、茶色とグレーがむき出しになった岩肌を見ることが出来ます。

 

その取り分け大きな浴場のほかにも、色んな浴場に入りました。やはりお湯の効能が違うのか、湯船によって肌に受ける感触もそれぞれ違いました。

 

すっかり身体が温まり、着替えて部屋に戻りました。

 

部屋に戻ってから、最近の俳句の世界で気になっていることを雑談していました。(この2泊3日のうち、ずーっとそれをしてきたようなものですが    笑)

 

ちなみに、第一滝本館は「ご飲泉処」といって、温泉を飲めるスペースがあります。

 

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「ご飲泉処」。


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この蛇口から温泉が出てくる


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左側が温泉、右側が水の蛇口

 

身体に良いらしいですが、髙田さん曰く「健康には良いけど、あんまり飲み過ぎると気分が悪くなる」とのこと。実際に飲んでみましたが、確かに身体のなかに硫黄が溜まる感じがして、1杯で終わりにしました。

 

・温泉街と「地獄谷」の遊歩道へ行く

 

そんなことをしているうちに、温泉街に行こう、それからそのまま「地獄谷」の遊歩道まで足を伸ばしてみようということになりました。

 

話は少し変わりますが、私が北海道についてまず感じたのは繰り返しているようにその広さなんですが、その他に涼しさも感じました。「8月下旬なのにこんなに涼しいのか!」と思いました。

まして、今年の夏に埼玉県熊谷市が観測史上最高気温となる41.1度を記録したので、熊谷市ではないにしろ私が住んでいる市は「日本でいちばん暑い都道府県」のなかにあることには変わりありません。なので、その涼しさはひとしおでした。

 

それで驚いたのが、北海道の人たちの薄着です。半袖のTシャツ1枚だったり、素足にサンダルを履いていたりして、いかに普段から生活しているだろうとは言え「寒くないのかな?」と思いました。(そう言えば、今回の旅行で髙田さんもずっと半袖のシャツを着ていました)

 

前置きが長くなってしまいましたが、それでも1日目・2日目と過ごしているとそんな私でも北海道の気温に慣れてきました。というワケで、お風呂上がりで身体が温まっていたこともあり、半袖のTシャツに薄いカーディガンを羽織り、ジーパンを履き、素足にサンダルを履いて温泉街に出てみました。

 

実際に外に出てみると、涼しさがちょうど良く感じられて良かったです。

 

まずは旅館のすぐそばの間欠泉へ。

 

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地下から勢いよく湯気が吹き出してくる様子に圧巻されました。

 

次に温泉街のお土産屋へ。印象的だったのが、建物の造りがおしゃれだったお店が多かったこと。(写真を撮っておけば良かったです)

 

そんな感じで温泉街を歩いていたのですが、急に私の目の前に巨大な閻魔像が現れてびっくりしました。

髙田さんによればこれは「閻魔堂」と言い、毎年8月の最終土・日曜日に「地獄まつり」が開かれ、この閻魔像(正確には山車)が堂から出されて温泉街を練り歩くそうです。

「『閻魔堂』のなかに安置されているだけでも迫力があるのに、それが温泉街を練り歩くとなると大変な迫力なんだろうな・・・」と思いました。

 

「閻魔堂」の写真も撮り忘れてしまったのですが(ごめんなさい!)、こんな感じの像が温泉街のなかに安置されています。

 

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(こちらのサイトから画像をお借りしました→http://noboribetsu-spa.jp/see_activitie/enmado/

 

最初は温泉街でお土産を買うつもりでしたが、旅館にもお土産屋があることに気づいて結局温泉街ではお土産は買いませんでした。次に「地獄谷」の遊歩道へ向かいました。

 

遊歩道を歩いてしばらくすると、「地獄谷」のミニチュアを見つけました。私が旅館の大きな浴場から見た岩肌が、だいたいどのあたりにあるのか分かって興味深かったです。

 

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ミニチュアの様子

 

遊歩道には、こんな大きな看板もありました。暗い夜道でもかなり目立っていました。


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そして、これが「地獄谷」です。先ほどのミニチュアの写真と似ているのが分かると思います。柵の向こうからは硫黄の香りが漂っていました。


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その後、遊歩道を伝って行けるいちばん高いところまで行き、私たちは「地獄谷」を後にしました。

思っていたより急な道程でもなく、お風呂のあとの夕涼みのようで気持ち良かったです。

 

・お土産と、ビール、ワインを買う

 

旅館に戻ってからはお土産屋へ。色々見た結果じゃがポックルをお土産に決めました。

ちなみに、髙田さんによれば北海道のお土産というといまでも熊の木彫りの彫刻が人気だそうです。

 

それから、お土産屋ではこんなビールを買いました。

 

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プレミアムビール「鬼伝説」。そういえば、昨日のブログに書き忘れてしまいましたが、バスが登別温泉に差し掛かったとき、巨大な鬼の像が立っていました。高さ18m、重さは18tもあるそうです。

「地獄谷」があるということから、登別温泉は街中の至るところに鬼の像が置かれているらしいです。言わば登別温泉のシンボルです。

 

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(こちらのサイトから画像をお借りしました→https://blogs.yahoo.co.jp/information_plaza2010/11423298.html

 


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この「鬼伝説」も、そんな鬼のイメージから生まれたビール。「レッドエール」という種類のビールで、味は黒ビールに近い感じがしました。

 

また、お土産屋ではビールと合わせて「滝本」という第一滝本館のオリジナルワインも買いました。すっきりしていて呑みやすかったです。

ただ、開封方法がフタではなくコルクだったので、慌てて髙田さんがフロントまでコルクを借りに行くということも起こりました。(こうして振り返ってみると、オレは髙田さんに働かせ過ぎですね。しっかりしろよと思います・・・

 

・鬼に始まり鬼に終わった2日目

 

ビールとワインを呑みながら、ここで旅行以来初めて、俳句についてでも、北海道についてでもない話で盛り上がりました。

 

それは映画「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」(公開・1984年    監督・押井守)についての話です。

 

実は、髙田さんが旅行以前にTwitterで絶賛していたのを読んで私も観てみたのですが、とても面白かったです。ネタバレにならないように話しますが、タイトルからも分かるように「夢」をテーマにした映画です。

 

部屋で話した、映画に対するそれぞれの印象を思い出すままにあげると、

 

「全体的に画面の構図がエグい」

 

「映画終盤の『責任取ってね』というセリフの深さ」

 

「学園祭でのあたるのクラスの喫茶店の名前、それからメガネのコスプレのせいでNHKでは再放送されないんだ!」

 

「それぞれの登場人物のキャラクターが立っているので、観ていてとても楽しい

 

「誰もが知っている浦島太郎の話から、ああいう風に話を広げるのはスゴいと思う」

 

ラムちゃんが可愛い。想像していたよりずっと可愛いかった」

 

・・・等々がありました。Amazonから買えるので、まだ観ていないダーリンは早く観てみるっちゃ!

 

Amazonの URL→(https://www.amazon.co.jp/%E3%81%86%E3%82%8B%E6%98%9F%E3%82%84%E3%81%A4%E3%82%892-%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC-DVD-%E5%B9%B3%E9%87%8E%E6%96%87/dp/B00006C1W0

 

・・・そんな感じで、第一滝本館での夜は更けていきました。何時くらいに寝たかは覚えていませんが、たぶん髙田さんのご自宅で寝たときよりは早かったと思います。

 

というワケで、この日は登別温泉の入り口にあった巨大な鬼の像に始まり、ラムちゃんという鬼族の宇宙人に終わりました。つまり、鬼に始まり鬼に終わった北海道旅行2日目でした。

 

次回はいよいよ北海道最終日。朝食のバイキングや、北海道で最後に食べたロイヤルなアイスクリームについて書こうと思います (#⌒▽⌒#)