あたまのなかで

よろしくお願いします。神経症患者としてではなく、ひとりの人間として。俳句が好きです。Twitter→(https://mobile.twitter.com/ryuji_haiku)

俳句を書きはじめて二年になりました① ~1月から4月まで~

こんばんは。

 

今日で俳句を書きはじめてから2年になりました。

 

今年は俳句に関して、去年よりずっと多くの出来事があった年でした。

 

それを、月毎に振り返ってみたいと思います (*^_^*) まずは1月から4月まで。

 

・1月

 

20日 芝不器男俳句新人賞応募

既発表作・未発表作は問わないとは言え、計100句を1つの作品としてまとめるということは、いままで自分が体験したことのないことでした。

 

芝不器男俳句新人賞公式サイト→(http://fukiosho.org/

 

1月の一句 太陽系一列にして独楽澄めり


・2月

 

20日 金子兜太先生逝去

私がいま所属している結社「海原」(代表・安西篤)の前進にあたる結社「海程」の主宰を長年務めておられた金子兜太先生がこの日亡くなられました。享年98歳。
その報せを聞いたときはショックでしたが、いまは「海原」代表の安西篤さん、編集人の堀之内長一さん、発行人の武田伸一さんをはじめとした同人・会員の皆さんに支えられ、「自分らしい俳句とは何か」ということを前向きに考えられるようになっています。

 

24日 子連れ句会に参加

結社「炎環」の同人である西川火尖(にしかわ・かせん)さんが主催されている「子連れ句会」に参加させていただきました。会場の公民館の場所が分からず遅刻し、その上西川さんに迎えに来ていただくといった体たらくを演じましたが、句会は盛り上がって良かったです。
子ども(もしくは赤ちゃん)のパワーが凄まじいので、こちらもそれに負けないようなパワー(具体的には声のハリ)が必要になった句会でした。

 

【関連記事】

「子連れ句会」に行ってきました!
https://ryjkmr1.hatenablog.com/entry/2018/04/07/015645

 

「子連れ句会」について書いてある西川さんのブログ記事
http://syuuu.blog63.fc2.com/blog-entry-1202.html?sp

 

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「子連れ句会」の様子。

 

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畳の上にはプラレールの線路が散乱しています(笑)

 

2月の一句 捺印のだんだんうすくなり春だ

 

・3月

 

2日 金子先生の告別式

この日、金子先生の告別式に参加させていただきました。会場は熊谷市にある「メモリアル彩雲」。
私は、遂に生前の金子先生とお会いすることが叶いませんでした。そのため、棺のなかにいらっしゃる金子先生が、私が初めてお会いした先生のお姿でした。
柩のなかとは言え、金子先生にご挨拶出来て良かったと思います。

 

31日 お花見&芝不器男俳句新人賞一次選考通過を知る

この日は先に書いた「子連れ句会」の西川さんをはじめとして、他の「炎環」の皆さんや、西川さんのご友人の皆さんが集まり、代々木公園で「お花見句会」が開催されました。・・・と言っても、「句会」とは名ばかりで実際は単なるお花見でしたが(笑)

 

そして、そのうちの何名かは芝不器男俳句新人賞に応募していました。そのため、一次選考通過作品が発表されるまでのお花見の席は和気藹々としながらもどこか緊張感のある不思議な雰囲気が漂っていました。

午後1時を少し過ぎたくらいのことでした。

私はそのとき、お花見のトイレ待ちの列にいました。お花見のトイレが混むことはある程度覚悟していましたが、やはり代々木公園は広く、その列は予想以上のものでした。
手持ち無沙汰で待っているのもつまらないと思っていたとき、ふと「一次選考通過の作品ってもう発表されているのかな」と気付き、スマホを開いてみました。

そして・・・全応募作品140作品(過去最多でした)のうち、一次選考を通過した34作品に、自分の受付番号78番を見つけました。

思わず声を上げそうになりました。そのあと、お花見の場所へ戻り西川さんをはじめとした皆さんに通過したことを伝えると、皆さんから「おめでとう!」と言っていただけました。

まさか自分の作品が一次選考を通過するなんて思っていなかったので、とても驚きました。

 

3月の一句 白梅や柩の窓の涙跡

 

・4月

 

14日 芝不器男俳句新人賞各賞決定

この日、一次選考を通過した芝不器男俳句新人賞の最終選考会が荒川区のホールで公開で行われました。そして、最終結果が以下のように発表されました。

第5回芝不器男俳句新人賞
受付番号58番 生駒大祐

城戸朱理(きど・しゅり)奨励賞
38番 表健太郎

齋藤愼爾(さいとう・しんじ)奨励賞
1番 菅原慎矢

対馬康子奨励賞
105番 堀下翔

中村和弘奨励賞
13番 松本てふこ

西村我尼吾(にしむら・がにあ)奨励賞
45番 佐々木貴

関悦史特別賞
71番 白川走を(一次選考非通過作品)

・・・というワケで、私は最終選考で落とされました。

ちなみに、私はこの最終選考会には用事があって行けなかったのですが、実際に行かれたTwitterのフォロワーの方から、それぞれの審査員が誰の応募作品について評していたのか教えていただきました。
そして、そのなかで城戸朱理さんが私の作品について評されていたそうです。曰く「現代を生きる感覚。まだ自己の確証がないまま世界を見つめている。」とのこと。

今を生きる感覚は、肯定的な評だと思っています。それを意識して書いたので、このことが城戸さんに伝わったのは良かったです。
また、自己の確証の無さは、口語体への確証の無さとイコールだと考えています。自分らしい口語体の俳句を書こうとしましたが、結果的に上手く行きませんでした。
言ってみれば、自分がいままで文語体で書いていた世界観と新しく試した口語体の世界観との間に宙ぶらりんになってしまったのだと思います。

・・・でも、語弊を承知で言いますが、落とされて良かったと思います。何故なら、やはり自分が応募した作品は、自分らしさが感じられるものではなかったからです。

一次選考を通過したときから、自分で自分らしさが感じられない俳句を、自分の俳句として捉えられてしまうことに少し怖さを感じていました。例えるなら、ブカブカの服を着せられているような感覚です。

それが、こうして最終結果が発表されたいま、その服を脱いで、自分の俳句とは何か、もう一度ゼロから考えたいです。

だから、繰り返すように今回は落とされて良かったと思っていますが、次回以降は賞を獲りたいです。次回まで4年の時間がありながら、もしまた今回のように「自分らしさが感じられない俳句だった」と言うのなら、それはみっともないです。
それから、今回辿り着けた「一次選考通過」というラインは、次回以降も維持したいと考えています。
強がりではなく、今回の芝不器男俳句新人賞の最終選考落選は、これからの「自分らしい俳句」を考える上での大きなきっかけになったと思います。

 

【関連記事】

芝不器男俳句新人賞について① ~私が賞について考えたこと~→
https://ryjkmr1.hatenablog.com/entry/2018/04/15/124205

 

芝不器男俳句新人賞について② ~各賞受賞作の感想・前編~

 

第5回芝不器男俳句新人賞 受付番号58番 生駒大祐
城戸朱理奨励賞 38番 表健太郎
齋藤愼爾奨励賞 1番 菅原慎矢

 

の各賞の感想です→
https://ryjkmr1.hatenablog.com/entry/2018/04/28/135124

 

芝不器男俳句新人賞について③ ~各賞受賞作の感想・後編~

 

対馬康子奨励賞 105番 堀下翔
中村和弘奨励賞 13番 松本てふこ
西村我尼吾奨励賞 45番 佐々木貴
関悦史特別賞 71番 田中惣一郎

 

の各賞の感想です→
https://ryjkmr1.hatenablog.com/entry/2018/04/30/005558

 

23日 齋藤愼爾さんとお会いしました

この日、日頃からお世話になっている俳句作家・歌人藤原龍一郎さんが機会を与えてくださり、憧れの俳句作家である齋藤愼爾さんとお会いすることが出来ました。


齋藤さんは1939年8月生まれ。来年の誕生日で79歳を迎えられます。しかし、そんな年齢から受ける印象とは全く違い、現在の「俳壇」への批判を鋭くお話しされていました。また、その博覧強記ぶりにも驚きました。


齋藤さんへの私の思いはいくら語ってもきりがないので(笑)、あとは下のブログ記事を読んでいただければと思います。

最後に、『齋藤愼爾全句集』から私が好きな10句を載せます。とにかくその世界観に圧倒されてほしいです。

 

ががんぼの一肢が栞卒業す

 

籾降らし降らし晩年泣かぬ父

 

遠火事や童話の終はりに王子の死

 

少年の髪白みゆく櫻狩

 

春を病む屏風の山河に囲まれて

 

法師蝉血より冷たく泉澄む

 

梟や闇のはじめは白に似て

 

向日葵の金のふちどり廃鉱史

 

吃音や枝の先まで梅の花

 

一人より二人は淡し白芒

 

【関連記事】

https://ryjkmr1.hatenablog.com/entry/2018/05/01/054142

 

改めて齋藤愼爾さん、藤原龍一郎さんにお礼を申し上げたいです。

 

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齋藤愼爾さんと私

 

4月の一句 桃の花アッチョンブリケという語感

 

以上、1月から4月度までを振り返ってみました。次回は少し飛んで、7月から12月までを振り返ります。いま応募作品を推敲している俳句の賞についても書くつもりです。